私はネフローゼ症候群という病気を発症し、日々の生活で食事療法が必要となりました。
人が生きる上で重要な役割を担っている腎臓に何らかの障害が発生した場合、食事療法がとても重要となります。
私の体験談を交えた食生活に関する記事が、同じような理由でこれから食事療法の開始を検討されている方の参考になれば嬉しいです。
ネフローゼ症候群で注意すべき食事内容
一般的によくいわれるのが「たんぱく質」、「塩分」、「カリウム」制限です。
何らかの要因で腎臓の働きが低下している場合、食事療法でコントロールすることが大切です。
詳しい食事療法の内容については食事療法をご覧ください。
参考:入院中の食事
ネフローゼ症候群や腎臓にかかわる病を発症し、これから食事制限が必要な方やご家族に見ていただきたいのが入院中の食事です。
これから紹介する食事は、実際に私が入院中に食べていた内容となります。
ある日の食事
朝食
ご飯、高野豆腐煮付け、野菜スープ煮、ふりかけ、低たんぱく煎餅
- エネルギー:463kcal
- たんぱく質:9.7g
- 脂 質 :10.2g
- 食 塩 :1.3g
ただし、高野豆腐を侮るなかれ。
しみ込んだ出汁が口いっぱいに広がるため、ご飯との相性が抜群で箸が進みます。
昼食
低たんぱく米、チキンカツ(人参、レモン)、ソース、白印元豆のサラダ、ヨーグルト
- エネルギー:741kcal
- たんぱく質:21.2g
- 脂 質 :22.7g
- 食 塩 :1.1g
チキンカツ。
テンションが上がります。
入院してから約2週間が経過したころの食事ですが、これだけあれば十分満腹感を得られます。
夕食
低たんぱく米、そぼろあん卵豆腐、なす炒め物、酢の物、フルーツ缶
- エネルギー:635kcal
- たんぱく質:16.0g
- 脂 質 :12.9g
- 食 塩 :1.7g
一品一品はあっさりしていますが、品数が多いと自然と心豊かな気持ちになります。
作る人にプレッシャー与えてしまったらスミマセン・・・。
まとめ
やはりお昼のチキンカツがあってか、とても満足感がある一日の食事でした。
おかずやご飯を減らしてでも、食べたいものを食べたい時ってありますよね。
ステロイド治療が始まると食欲が増加する傾向があるため、こういったバランスコントロールはとても必要だと感じます。
心境の変化
入院して間もないころは、食事の時間に喜びを感じることは一切ありませんでした。
入院中の唯一の楽しみは「食事」といった言葉をよく耳にしていましたが、当時はまったく共感できず。
ネフローゼ症候群を発症した患者は食事制限が必要となるため、一般的なケガなどで入院した方と比較すると食事内容も異なるケースがあります。
最初の数日は仕事として食事をとる感覚でした。
虚しく、悲しい気持ちになるというか。
生きていく上で必要だから食べなきゃと。
ただし、時間が経過するごとに味覚も胃袋も慣れてきます。
一週間を過ぎたあたりからは不思議と食事を楽しみにしている自分が現れます。
これから食事制限が始まる方も、決してめげずに頑張ってみてください!
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